バトン!バトン!バトン!

というわけでもらっちゃいましたムービーバトン
微妙にミクシーと言ってる事を変えてみるテスト。
どっちも本音。

●Total # of Movies I Own (所有している映画の本数)

数えてみたら5本!ビデオを入れたらもちっとあるだろーに。

●The Last DVD I Bought (最後に買ったDVD)
劇団ひとり 夜のナポレオン』

何がすばらしいって、コントの後のひとりによるドキュメンタリー風やらせコント。ばかこの上なし。てか、確かにこのネタはDVDでしかできない。そういう必然性を持ってる笑いってめったにないし、それだけで買う価値はあった。
しかしつくづく自分は、こういう狂人にあこがれている凡人が好きなんだなあと思う。結局頭で考えちゃう感じ。タランティーノとか、コーネリアスなんかも、自分の中では同じタイプ。大好き。

惜しむらくは、これが映画ではないために、ムービーバトンに関係ないということくらい。

●Movie That I Played Last Time (最後に観た映画)

双生児 (塚本晋也

塚本作品は、実はそんなに好きじゃなかった。て言っても鉄男くらいしかまともに見ていないが。
あのわけわからんけどとにかくすごいっていう作風よりは、これみたいな、なんとなくすごそうなんだけど、技術的にどこかしょぼくみえるっていう感じの方が好感はもてる。
俺に好感をもたれても何の利益もないが。

●Five Movies That I Watch A Lot, Or That Mean A Lot To Me
(よく観る、または特別な思い入れのある5本)

★『八月8mm』

これを撮影していた六年前。夕暮れ。泊めてもらっていた民家にフィルムを撮りに自転車漕いでキコキコともどっている時。撮影のために学生服姿だった僕は、「きっとこの瞬間をいつか思い出すんだろーな」と思いました。
今、やっぱり思い出してる。
うまく言えませんが、今までなんやかんやと自主製作映画に恥ずかしげもなく関わってきたその根性の根本では、あの時の自転車の音がいつも鳴っている気がします。

★『八月人魚』

うまく言えませんし、変な話ですが、この先どんな風に展開しようが、僕にとっての「八月人魚」とは自分が緑色のTシャツを着て骨折して走ったあれです。
現場の空気をすごく覚えている映画。いろいろありましたが、ほんといい現場でした。
あと、自分の書いた脚本の中で、一番バランスがいいと思っています。ラスト落とし前とかは最高だと勝手に思ってます。
あと、前にちょっと見返したのですが、至る所で監督の手腕が冴えまくっています。人魚の足が水槽の水で揺れて見えるカットなんか、ほんとにすごい。
すごくよいタイミングであれを作れたことは、誇りに思うべきことなのではないかと。そんな事を思う事もあります。

★『リバー』

今思えば変な責任感と思い入れで監督(?)としてはまわりに迷惑かけたなあと反省する映画。
色々と病んでた時期ですね。
最高傑作を作ろうと意気込み過ぎた事はよい面と悪い面の両方があった気がしますが、そのせいで思い入れだけはほんと、ものすごくあります。
撮影で言うと、一緒に作った後輩達がすばらしすぎた。
あの時の役者陣はほんとすばらしい演技をしてくれましたし、一緒に監督を務めてくれた後輩達と飲んだビールは一生で一番うまかったと断言できます。
脚本で言うと、テクニックで逃げられる部分を、見極められるようになってるのがちょっとずるい感じはしますね。でも、最後のまとめ方はすごく好きなパターンです。
よく言う話ですが、集大成を大風呂敷広げてやった結果、次のスタートを切ってしまった。そんな映画です。
あとは、ほんと、DVD化さえしてくれれば・・・・

★『葱と卵と超能力』

僕にとってはドリル氏以外に脚本を書いたのは実は初めてだったんですね。すごく新鮮な気持ちで書けた覚えがあります。
結果的に、自分にはなかった鉱脈を掘った気がしています。映画自体も、今までの映画研究会にはなかったタイプのお洒落映画ができたように思いました。なんというか、静謐な。
そして、そこに映る姉妹が、どのカットでも台詞を消すと恋人にしか見えないところに、監督の非凡さを感じるのでした。この雰囲気はなかなか出ないよ。
ほんと、是非、この監督にはいつかあと一本くらいは撮ってもらいたい。

★『By bicycle』

次回作予定。
ちと長すぎるきらいがあるので今、削っているところですが。ひさびさに書いた自主製作用のちゃんとした脚本。どうなることやらですが、いつだって末っ子は一番かわいいんで。今のところ一押し。ああ、ほんと無事撮影が始まって、そして終わって欲しい!!

次点

「若気のイタリー」

若さ故の暴走でイタリアまで行ってしまう少女のお話。イタリアロケをしてくれる監督が見つかり次第、書き上げるつもり。僕の脳内では今のところ、現存する映画脚本の中でもっとも美しいラブストーリー。

●Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)

総帥
エンリケ
デロリ

なぜこのタイミングでこういう事を書いたのかというと、単純に、ふと、いまでもなお、このブログを見てくれている人ってよほど僕と親しい人だけなんじゃないか?と思い立ってしまったので、いっそ知人にしかわからんことをかいて見ようという秋の夜長の一人企画だったわけです。
最近、ほんとここで何を書くか迷ってます。いっそ、テキストサイトみたいなん始めるか?今更。